映画「真・鮫島事件」の映画レビューを書きたいと思います。
書く前に一つ言わないといけないことがあるのですが、こちらの作品は2作品目?になります。
1作品目は見たのかすら忘れてしまいました。確か「2ちゃんねるの呪い 劇場版」で取り上げていたような記憶しかないです。
公式HP
原作はなに?
私の記憶が確かなら2ちゃんねるオカルト版に書かれていた内容だったと思います、実際に書かれている文字を見たわけではないのですが、人から人へと伝わってきて知ったと思います。
今でも当時知っている人達が、「語ってはいけない」「呪われる」など頑なに何が起こったのかを知る人はいないミステリー&ギャグ状態になっています。
引用ウィキペディア(Wikipedia)
鮫島事件(さめじまじけん)は、匿名掲示板2ちゃんねるなど主に日本のインターネット上で時折言及される事件「何らかの理由で真実が日本国政府と公安調査庁に隠蔽されており絶対に語ってはならない内容である」という文脈で語られる項目である。
鮫島事件が知られるようになったのは、2001年5月24日に匿名掲示板2ちゃんねるのラウンジ@2ch掲示板(以下ラウンジ板)に立てられた「伝説の「鮫島スレ」について語ろう」というスレッドである。
その最初の内容は
ここはラウンジでは半ば伝説となった「鮫島スレ」について語る
スレッドです。知らない方も多いと思いますが、2ちゃんねる歴が
長い方は覚えてる人も多いと思います。
かくいう俺も「鮫島スレ」を見てから2ちゃんねるにはまった
ひとりでして、あれを見たときのショックは今でも覚えています。
誰かあのスレ保存してる人いますか?
— 22世紀を目指す名無しさん(id:yWtu.nZk)
というもので、好奇心を誘う書き方であり、追随した人々が各々、事件の内容やネット上の反応について断片的な書き込みを始めた。その後、このスレッドを発端として鮫島事件に関するスレッドが幾つも立てられ、その流れの中で、「鮫島=タブー」という暗黙のルールが出来上がり、人が死んだ、公安が絡んでいるなどの情報が追加されていった。
その後も、ふとしたきっかけから鮫島事件という名前を耳にした人の「鮫島事件とは何か」という書き込みに対して、片や「ネタ(真実を装った悪ふざけの意味)だからやめろ」という否定的な書き込みや、一方「あれは2ちゃんの影の部分だ」「あの事件のことを思い出させるな」などの一見肯定的に見られる書き込みがあり、本筋を伴わないまま断片的な情報だけがたくさん追加されていくことで、「本当のところは教えてもらえないけれど何かあるらしい」というイメージが形成され、事件の名称と共に流布されていくことになった、とされている。
あらすじ
佐々木菜奈の高校時代の同級生あゆみが無残な死を遂げた。その後、あゆみがかつてネット上を騒がせた都市伝説いわゆる“鮫島事件”のことを調べていたことが分かるが、その事件の真相を知ったものは必ず死ぬとされていた。やがて、菜奈の周りでも奇怪な出来事が起こるようになる。
登場人物
感想
コロナの中での撮影のためパソコンを使ってのZOOMみたいな感じでリモート飲み会から始まるのがとても斬新でした。
そこから怪奇現象が始まっていく、まさに今の心境を捕らえた作り方が怖さを植え付けて来るかんじでした。
ただ、主人公と友達のやりとりにいらいらする部分や、さすがに室内での撮影で暗くなったところに明かりを当てるとカメラに反射してしまいリアリティが書けてしまう部分もあるのが残念でした。
ネタバレ感想
良かったと思ったのは
- リモート飲み会というコロナの中での撮影を考えて一人ずつ撮っていると感心さえしました(内容より)
- 主人公のお兄ちゃんが物凄く頼りがいのある人で、妹思いなところが凄くよかったです。立場的には彼氏という立場でも良かったのでは?と思わせるほどの活躍でした。
- 日本のホラーならではの、おどろどろどしい感じがとても良かったです、画面越しに後ろに立つ人とか急に電機が消えて人がいる感覚で怖さを倍増させる演出は良かったと思います。
- パニックになる描写は良かったのではないのでしょうか、その人柄が出てきていてこの人達はこういう人かと人物像が分かりやすかったです。
残念に思ったのは
- 暗い中でのライトを使うとカメラに反射してしまい若干テンションが下がります、しょうがない事なのですが撮られている感が否めません。
- リモートしている人が全員で5人いるのですが女性が全て性格が悪く人に押しつけてしまうようなところと男性が2人出てきますがイキっているだけで文句しかいいません、こういう時に解決策を伝えて欲しいです。
- 主人公があまりにも機転が利きすぎておかしいと思います。主人公が全て解決しているように感じました。
- お兄ちゃんが優秀すぎます、流石仮面ライダーやっていただけあって怖い所に行ってもあまり怖がらずどんどん進んで行ってしまいます。
- 友達が見な人だよりで、巻き込み型。パニックなるのは分かりますが、自分で何もせずベラベラと主人公のお兄さんに全てを任せている所が萎えました。
- なぜかフルートが出てくるのが意味が分からなかったです、しかも最後に残った女の子が一番ダメな子なのに生き残るという何ともスカットしないです。
最後に
全体的には普通にホラー映画みたいな~みたいな感じで見る分には問題はないかもしれないのですが、鮫島事件 の話をちゃんと説明してないというか聞こえないというか、どういう経緯でという所が結構短い為「??」となる場面が多いです。
さらにネタバレにも言いましたが、出てくる人お兄ちゃん以外が人頼みの性格悪い人なので見ていてイライラしてきます。
怖さは後半に持っては来ていますが、ほとんど主人公とお兄ちゃんのやり取りになってしまい、出て来る幽霊も男なのか女なのか分からない感じなのでここでも「??」となります。
また部屋が暗くなるのにパソコンだけがついていて見れているっていうのも違和感を感じました、ここはみんなスマホをいじって欲しかったと思いました。
またDVDも出ているのでそちらで見るのもアリかと思います。